キャスト
ジャン=リュック・ゴダール

ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)

1930〜。スイスおよびフランスの映画作家。「カイエ・デュ・シネマ」誌の同人から映画作家に転向しヌーヴェル・ヴァーグを牽引。代表作に『勝手にしやがれ』('59)、『右側に気をつけろ』('86)、『映画史』(1998)など。


ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキン(Jane Birkin)

1946〜。英国出身の俳優、歌手。娘はシャルロット・ゲンスブール。アニエスの『カンフー・マスター!』と『アニエスv.によるジェーンb.』、そして『百一夜』に出演。その他出演作に『美しき諍い女』('91)など。


カトリーヌ・ドヌーヴ

カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)

1943〜。フランスの女優。姉はフランソワーズ・ドルレアック。ドゥミのミュージカル作品『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』ほかに出演。またアニエスの『Les Creatures』では言葉が不自由な女性を演じる。


ハリソン・フォード

ハリソン・フォード(Harrison Ford)

1942〜。アメリカの俳優。『スター・ウォーズ』('76)で一躍、人気スターに。アメリカ時代のアニエスに出演依頼を受けるが、製作会社の拒絶にあいご破算に。その他出演作に『インディ・ジョーンズ』シリーズなど。


ジム・モリソン

ジム・モリソン(Jim Morrison)

1943-1971。アメリカのロック歌手・詩人。いまや伝説と化したロックバンド、ドアーズのヴォーカリスト。アニエスの『冬の旅』にはドアーズの曲「チェンジリング」が使われている。パリのペール・ラシェーズ墓地に眠る。


スタッフ
撮影
エレーヌ・ルヴァール
数本の短編の撮影を経て、サンドリーヌ・ヴェイセ監督の「クリスマスに雪はふるの?」(’96)で長編の撮影監督として起用される。ヴェイセ監督の「ヴィクトール 小さな恋人」(’98)、「マルタ…、マルタ」(’01)でも撮影監督を務めたほか、ジャック・ドワイヨン監督「ラジャ」(’03)、「誰でもかまわない」(’08)、クリストフ・オノレ監督「ジョルジュ・バタイユ ママン」(’04)など多くの作品を手掛けている。最新作は、女優ジュディット・ゴドレーシュの初監督作「Toutes les filles pleurent」。
アーレン・ネルソン(アーレン・ドネリー・ネルソン)
コマーシャル、ミュージック・ビデオなどの撮影監督を務めたのち、ドキュメンタリー監督として仕事を始める。製作・監督・撮影を務めた初長編ドキュメンタリー「Naked States」(’00・アーレン・ドネリー名義)で、AFIドキュメンタリー賞を受賞。同作は続いて撮った「Naked World : America Undercover」(’03)「Positively Naked」(’05)とともに、現代美術家スペンサー・チュニックを追った3部作である。撮影監督としては、クリストファー・ゲストのモキュメンタリー「みんなのうた」(’03)、ドキュメンタリー「The Brothers Warner」(’08)を手掛けている。本作のLAでの撮影に携わった。
音楽
ジョアンナ・ブルゾヴィッチ
1943年ポーランド・ワルシャワ生まれ。アニエス・ヴァルダ監督とは「冬の旅」「カンフー・マスター」「ジャック・ドゥミの少年期」「落穂拾い」などで組んできた。本作のテーマ曲「Sonate pour deux coeurs」を手掛けた。最新作はニコル・セギン監督の「Coup de peigne」。
ステファン・ヴィラール
ジャン・ヴィラールの息子。鬼才マルク’Oの舞台劇「L’IDOLES」の劇中ナンバーを作曲、ドラマーとしても参加。その映画版「アイドルたち」(’68)にも参加。主な作品にデニス・ベリー監督「Last Song」(’87)、マリオン・コティヤール主演「クロエ〜無垢な娼婦~」(’96)など。ヴィクトリア・チャプリンのコンテンポラリー・サーカス、シルク・イマジネールの音楽も手がけたこともある。
プロダクション・デザイン
フランキー・ディアゴ
1977年「歌う女、歌わない女」の衣装と、プロダクション・デザインを手掛けた。80年代からは主にアメリカでプロダクション・デザイナーとして活躍。手がけた作品に「ラスト・チャンスをあなたに」(’99)「エゴイスト」(’01)、「国境の先、希望の果て」(’03)などがある。最新作はティム・ロビンス監督のTV作品「Possible side effects」、ミシェル・ロドリゲス主演「Tropico de sangre」。
編集
ジャン=バチスト・モラン
ヴァルダのもとで「落穂拾い・二年後」(’02)、「ライオンの消滅」(’03)、「Ydessa, les ours et etc.」(’04)、の編集助手を務めたのち、「Quelques veuves de Noirmoutier」(’06)、そして本作の編集を担当した。