ジョン・メリックの存在が、
見る者すべての心を裸にさせる。 
1981年の日本初公開時、全国で350万人以上を動員。その年の配給収入ナンバーワンの座に輝いた驚異の大ヒット作『エレファント・マン』。 社会現象とも言える当時のブームから四半世紀、長らくスクリーンで観ることのできなかった本作が、作品生誕25周年を記念して 遂にニュープリント版で甦る!


デイヴィッド・リンチの真髄か、
はたまた異端か? 
今でこそ新作が公開されるごと、世界中で作品研究がなされるデイヴィッド・リンチだが、当時は33歳の無名に等しい新人監督の一人。本作の成功により一躍人気監督の仲間入りをはたしたリンチは、『ブルーベルベット('86)』『ワイルド・アット・ハート('90)』、テレビシリーズの『ツインピークス('90)』『マルホランド・ドライブ(2001)』で独自の世界観を広げ続け、熱狂的ファンを増やしていった。
果たして本作は、彼のフィルモグラフィの中で原点なのか? 異色作なのか? それを再検証する絶好の機会と言えよう。