マラソンだけを描いた映画ではありません。
なかなかにうまくいかない現実を、どのように笑って、どのように助け合って、どのように引き受けて、どのように乗り越えていくか、ということを、かっこよくないおじさんたちの姿を通して、見せてくれる映画です。
ランニングで困難を打開しようとする笑いと感動の物語。
ラストシーンのありえない展開に茫然自失。
そして、じんわりと涙が流れました。
イケメンなんて出てこない!
向上心なんて、前向きなんてそんな言葉は関係ない!
めちゃくちゃ情けなくていとおしいおぢさん全開映画だっ!
やったね!わーい!
私がマラソンを始めた頃、走りの師である上岡龍太郎氏が『スタートラインに立った全てのランナーが勝者だ』と教えてくれました。
そんな美しい作品です。走りたくなりますよ。
イケテないオジサン達が愛すべきキャラとなり、カッコイイ生きざまを見せてくれる姿がジワジワ来ます…!
マラソンは42.195km以前の道のりも総て感動的なのです!
マラソンは自分を変えてくれる。
マラソンは人生を豊かにしてくれる。
マラソンは苦しくてつらい。
だから僕は今日も走る。
『人生はマラソンだ!』の四人のように。
私も走ってみたくなっちゃった!
お酒もやめて?うわ!それは…。(笑)
最後まであきらめない主人公にすべての人が祝福されたようなラストが素晴らしかった。
心にぐっとくる映画で、マラソンと一緒で進めば進む程のめりこんじゃいました。
挑戦するのに遅すぎることはない、とはよく言うが、
人はいくつになっても成長できる、ということも同時に教えてくれる映画だ。
走り始めた動機こそ不純だが、徐々にはまっていく姿を見て30歳から走り始めた自分と同じだとひろし共感!!
役者がどんどん痩せていく姿にも共感!!劇場に猫まっしぐらにニャー!
笑いあり涙あり、感慨深いものがありました。
それぞれの人間模様ある中での無謀とも思えるマラソン挑戦。
改めてマラソンとは自分と向き合い心身共に強くしてくれるもなのだと、感じました。
それぞれの人生にそれぞれのドラマがある様に、それぞれの42.195kmがある。
共通しているのは、止まらなければゴールができる…そんな事をふと考えさせられた。