高木完氏(DJ・音楽家)×田中知之氏(Fantastic Plastic Machine
スペシャル・トークショー レポート!


12月8日(木)に、高木完さんと田中知之さんのトークショーが渋谷シネ・アミューズで開催されました。音楽関係のご友人のお話も交え、楽しいトークショーに。

「今でもまだブコウスキー人気が根強い理由は?」
という田中知之さんの質問に
「今の時代の方が理解度が高くて、逆にこういう親父が許されるんだろうね。」と高木完さん。また、ブコウスキーっぽい人という話題では、ECDさんや東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さん等の名前が挙げられていました。
高木さんは、日本でのブコウスキーブームが起きる前に「むこうのパンクスが読んでるやばい本があって、いよいよ日本版が出るらしい」と人に薦められたことがブコウスキーに触れるきっかけだったそうです。
「中川五郎さんが翻訳された『詩人と女たち』は、やっぱり読んでて面白かった。」


一方、田中さんが最初にブコウスキーに触れたのは、『町で一番の美女』。
「“ブコウスキー”と言うと『町で一番の美女』のイメージがとても強いんだけど、今回映画を観て、よりイメージが鮮明になりました。
かっちょ悪いんだけどかっこいい。女に振られて落ち込んでるところなんか人間臭くていいですね。」

高木さんは、『詩人と女たち』を読まれた92年の夏、ブコウスキーに影響を受け、「Heavy Duty」というアルバムを作られました。
田中さんは、本作をご覧になられた後に、ブコウスキーっぽい曲を作ろうと思って探していたら、NY在住のボブアーキンというブコウスキーの雰囲気を漂わせるベーシストに辿りつき、来年2月にリリースされる田中さんの最新アルバムに彼も参加しているそうです。こちらも、お楽しみに!

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