Introduction

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幸福を求めることは、
それだけですでに、
ちょっぴりしあわせなこと

ヌーヴェル・ヴァーグの2大作家にして、夫婦。
ジャック・ドゥミとアニエス・ヴァルダによる5つの物語

マンチックな詩人」と称され、『ラ・ラ・ランド』にも多大なる影響を与えた『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』等、まるで魔法のような作品の数々を残し、1990年59歳でこの世を去ったジャック・ドゥミ。
女性映画監督の第一人者として、89歳を迎える現在も旺盛な活動を続け、2015年、史上6人目となるカンヌ国際映画祭パルム・ドール名誉賞を受賞したことも記憶に新しい、「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」アニエス・ヴァルダ。1962年の結婚以来、夫婦として、そして映画監督同士、支え合い、刺激しあってきた伝説的なふたり。

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ゥミは、ロマンチストにして天性の物語作家、一方ヴァルダは、リアリストでドキュメンタリータッチを得意とする前衛作家と、しばしば正反対の作風だと語られますが、ふたりとも、根底にあるのは、人間を見つめる深く、鋭く、そして優しいまなざし。特集上映『ドゥミとヴァルダ、幸福(しあわせ)についての5つの物語』では、ふたりの宝石のような作品の中でも、若く、瑞々しい感性が弾ける珠玉の5作品を集めました。

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ゥミの長編デビュー作『ローラ』は、妻ヴァルダ、そして盟友・故ラウル・クタ―ルの監修・全面協力によって2012年に復元が完成した2Kレストア版。このたび劇場正式初公開となる長編2作目『天使の入江』、そしてヴァルダの『五時から七時までのクレオ』、『幸福(しあわせ)』、『ジャック・ドゥミの少年期』も美しくなったリマスター版でスクリーンに甦ります。
さらにヴァルダが、ファッションブランドMiu Miuのショートフィルムプロジェクト“女性たちの物語”で15年に製作した瑞々しい短編最新作『LES 3 BOUTONS(3つのボタン)』も同時上映いたします。

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